家事サポートの仕事を頼まれました。
私は子どもは大好きだけれど家事は少し苦手。お料理を作るのは好きだけど、食べた後の後片付けが嫌い。
そんな私に家事サポートができるのかとても心配でした。
保護者は赤ちゃんと関わってほしい
研修で、家事サポートをする意味を学んだことを思い出しました。
私たちは、保護者が子育てをすることが楽しいと思えるように 子どもの成長にかかわることを喜びと感じられるようにするために、保護者をサポートするのだ と。
それなら「私が赤ちゃんの世話をするので、家事を手伝ってください。」という保護者のご要望に応えるのは、本当に大切な子育て支援なのではないかと、気づきました。
そうです。保護者に赤ちゃんと関わってもらうために、私たちはサポートをしているのです。
プロの家事サービスではないけれど
家事サービスのプロの業者は特別な洗剤などを使ってぴかぴかに磨き上げます。
そうではなくて、家庭にある洗剤や掃除道具で、普通に行われている家事の範囲で良いのですよ、とコーディネーターから伝えられました。
私の力量で気に入っていただけるかなあ? 正直そんな不安な気持ちでお客様のお宅に伺いました。
してほしい「家事の内容」を伺う
「どんな内容をご希望ですか?」
「気になっているところはありますか?」と、伺うと
「お腹が大きい時から、お風呂場とトイレの掃除ができていないのです。とても気になるので、お願いできますか?
お料理を作るのは大好きなんですけれど、後片付けが苦手なんです。
産後の身体で掃除機を動かすことも負担なんです。リビングと赤ちゃんの部屋の掃除をお願いできますか?
洗濯物がたまっているので洗濯もお願いします。
たくさんお願いすることがあって申し訳ありませんね・・・。」
とお返事をいただきました。
決して私の得意な分野ではありませんが、産前産後のお母様ができないこと、気になられること、それを手伝ってほしいというお母さまの気持ちが痛いほど伝わってきました。
今日のサービスは3時間。
かなりたっぷりした時間があります。お母さまと話し合いながら時間配分を考えてみました。
洗濯 ⇒ キッチンの掃除 ⇒ 洗濯物を干す ⇒ お風呂場とトイレの掃除 ⇒ リビング、赤ちゃんの部屋の掃除
の順番にすることにしました。
洗濯をする
まず、たまった洗濯物のポケットの中にティッシュが入っていないか? ネットに入れる必要があるものはないか? 色落ちをしそうなものがないか? と、チェックをしました。
いつもお使いになる洗剤と柔軟剤を入れて、洗濯機のスイッチを入れました。
キッチンの掃除
キッチンの掃除をするので、ゴム手袋をはめさせていただきました。
シンクには二食分くらいの食器がたまっています。簡単に汚れを落としてから、食洗器の中に並べて入れて洗剤を投入、スイッチを入れました。
排水口の生ごみを捨てて、シンクと排水口の掃除をしました。ご自宅で使っている洗剤とスポンジを使い、磨きました。排水口に新しいネットをつけて・・・少しきれいになったかな?
コンロの汚れを取り、雑然と置いてある調味料を種類別に並べかえてみました。少しすっきりしたかな?
換気扇の汚れを取るのは、日常の家事の範囲を超えているので、手の届くところの汚れをキッチンペーパーで簡単に拭いておきました。
お風呂場の掃除
赤ちゃんの沐浴に使いたいので、お風呂場を磨いてほしいとのこと。ご家庭にある洗剤や道具を使ってバスタブ、洗い場、床を磨きました。
排水溝はどうなっているかな? ネットに毛髪等がたまっています。汚れたネットを取り出し、入口のところをブラシで洗い、ネットを付け替えました。とても清潔になった気分。
壁、扉や浴室内の鏡を簡単に拭きました。
これで赤ちゃんを迎える準備ができました。
トイレの掃除
いつも使っていらっしゃる洗剤や道具を使って便器の中、便座・便座の裏を磨きました。床や壁にも汚れが飛び散っているかもしれないので、トイレ掃除用のシートを使って、きれいに拭きました。
「トイレの神様」の歌を心の中で歌いながら・・・。
トイレには それはそれは キレイな女神さまがいるんやで・・・♪
なんだか心の底まできれいになった気持ちがしました。
家事サポートをして良かった
合間に洗濯物を干したり、お母さまとお話をしながらリビングや赤ちゃんのお部屋をお掃除しているうちにサービスの時間も残り少なくなりました。
思ったより、ずっと楽しい仕事でした。
何よりもうれしかったのはお母さまの言葉でした。
「お風呂場やトイレのお掃除までお願いして、申し訳ないなあという気持ちもあったんです。
でもY.Nさんが手際よく(本当はそうでもないのですけれど・・・)楽しそうに(これは本当です・・・)お掃除している様子を見ていて、私の気持ちがどんどん明るくなってきました。
あれもこれもしなくちゃ、でも赤ちゃんのお世話は絶対手が抜けない・・・ ということでイライラしちゃうこともあったんです。
これからも時々お願いして良いでしょうか?」
もちろん私はこうお返事しました。
「赤ちゃんをかわいがっているお母さまの様子を見て、とても幸せな気分になれました。ありがとうございます。
決してお掃除のプロではない私のお手伝いで良ければ、これからもぜひ伺いたいと思います。」
(ベビー&キッズシッター Y.N)
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