ベビー&キッズシッター 大地震が起きた時の7つのポイント

04-05-2024

ベビー&キッズシッターがお子様を保育しているときに大地震が起きたら?

場所はお客様のご自宅など。
いるのは大切なお子様と私だけ。
誰にも相談できない状況で、何を一番大切にしたら良いか?
それはお子様と自分の命だと思います。

会社のマニュアルにそって、普段から心がけている7つのポイントをまとめてみました。

1 事前にお客様の基本情報を確認しておきます。

☐ お客様宅の避難に関する用具の場所、内容。(非常口、避難はしご、子ども用ヘルメット、非常時の避難袋など)
☐ 地域安全マップ 緊急避難場所。
☐ 緊急時に連絡できる連絡先の確認。(携帯電話番号・メールアドレス・SNS・災害伝言ダイヤルなど)
☐万一保護者に連絡がつかなかったり引き渡せなかったりした場合の連絡先。(祖父母など)

2 大地震(災害) に備えて次のものを携帯しています。

☐ スマートフォン 携帯電話(地図・カメラ機能つき)
☐ スマートフォンや携帯電話の充電器(充電器を充電しておくこと または電池式のもの)
☐ 筆記用具  メモのできる紙   ☐ ビニール袋
☐ 飲料水  保存できる食料(チョコレート 乾パンなど)
☐ 笛  懐中電灯(小型なものもあります。)
☐ ハンカチ  ティッシュ  (ウエットティッシュ  タオルなど)
☐ 帽子など(頭を保護できるもの)     
☐ 下着  靴下などの着替え
☐ 応急手当のできるもの  ☐ 軍手  ビニール手袋  
☐ 薬(常時飲んでいる薬がある場合)
☐ 不織布マスク     ☐ アルコール消毒液    ☐万能ナイフ


3 地震が起きた時にすること。

突然大きく家がグラッと揺れた時、心も大きく揺れます。
けれども、私たちベビー&キッズシッターは小さな命を守らなければならない立場。
お子様がパニックにならないように、私たち自身が落ち着く必要があります。
次の留意点を守りながら、お子様の安全を守ります。

☐ 窓・ドアを開け避難口を確保する。
☐ 火を消し、ガスの元栓を閉める。
☐ 窓や食器棚などガラスのある場所や落下物の多い場所から離れる。
☐ 揺れている最中や直後はあわてて外に出ず、揺れがおさまるまで落下物に気をつけ、机の下など安全な場所で過ごす。
☐タワーマンション高層階の場合、構造上ひどく揺れるが、安全は確保されている。無理に階段を下りて移動しようとせずに、室内の安全な場所で、保護者の帰宅を待つのが良い。

そのほか停電・断水の可能性があるので、以下を停電になる前に行うようにします。

☐ 懐中電灯・電池式ラジオなどのある場所の確認。
☐ 可能な限りの食事の準備。
☐ 飲料水、食器などを洗う水の汲み置き。
☐ お風呂に水を入れ、お子様の身体を洗ったりトイレに流したりする水を確保。

4 避難する必要が出たとき気を付けること

ラジオ、テレビなどで地域の災害の情報を把握するようにします。
「警戒宣言の発令」があったら、直ちに避難をしなければなりません。
火事が起きたときや、洪水、落石などの恐れがある場合は、急いで避難する必要があります。
震度7などの巨大地震の場合は、建物が崩壊する恐れもあるので避難が必要です。

☐ 非常時避難袋に、紙おむつ 着替え 粉ミルク 哺乳瓶 おやつ 水 おしりふき バスタオル ビニール袋 おやつなどを入れて持ち出す。
☐ 保育者、子どもは必ず靴を履いて逃げる。
☐ 子どもの頭にヘルメット、防災頭巾、毛布などをかぶせる。
☐ 年齢の低い子どもはおんぶ紐・代用品で背負い、靴を持っていく。

5 移動するときに気を付けること

☐マンションなどのエレベーターは利用しない。
☐ 地下にいる場合は揺れがおさまったら壁伝いに外に出る。
☐落下物や塀(ブロック塀が危険)、ガラス、地面の破損などの危険に注意して避難する。

保育園などからお子様の自宅まで移動する必要がある場合、交通機関がすべて停止する可能性があります。
移動中に怪我をしたり災害にあったりする恐れもあるので、安全な場所にいる場合はとどまるようにします。
無理な移動で体力消耗しないようにすることも必要です。

6 保護者、会社への連絡

保護者はお子様の安否について一刻も早く知りたいと思います。
安全を確保したうえで、あらかじめ打ち合わせた様々な手段(携帯電話・メール・SNS・伝言ダイヤルなど)でお伝えするようにします。
今、どこにいて、お子様がどのような状況なのかをお伝えします。「不安な保護者の気持ちに寄り添って対応すること」これこそ、忘れてはならないことだと思います。
緊急避難をして自宅から離れる時、メモを玄関に貼るなどして「〇〇に避難します。」と一言伝える工夫も必要です。
保護者に連絡が取れない場合は、あらかじめお聞きした祖父母などの緊急連絡先に連絡をします。
連絡手段がすべて途絶えることもあります。このような場合は、慌てずに、お子様の安全を保護者に引き渡すまで守ります。

会社から安否確認の連絡があった場合は、安全を確保したうえで、定められた方法で会社に現状を報告します。

7 保護者へのお子様引渡しと会社への報告

私たちは、保護者が帰宅されるまで、避難場所に保護者が引き取りに来られるまで、
お子様の命を守る責任があります。
保護者の胸にお子様がしっかりと抱きとめられる瞬間まで・・・。

会社に、お子様の状況、自分の状況を定められた方法で報告します。

想定外のことが起きた場合には、柔軟な対応が必要です。
2011年「3.11東日本大震災」の時は、こんな実例もありました。
★保護者宅よりベビー&キッズシッター自宅のほうが近く安全に帰れる場所にあったので、自宅で保育をした。
★マンションから指示された避難場所をメモに書いて保護者の見やすいところに貼って避難した。
★保護者宅にたどりつけなくなったため、避難場所にとどまった。
★ベビー&キッズシッターの自宅に帰宅できなくなったため、保護者宅に宿泊させていただいた。

(ベビー&キッズシッター Y.N)

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