コーディネーターとは 【ベビー&キッズシッター・派遣スタッフとの対応】

01-26-2024

人材を派遣する会社のコーディネーターは、ベビー&キッズシッター・派遣スタッフとの対応の仕事をします。
お客様と内部保育スタッフとのパイプ役であるコーディネーターは、保護者や園と働く保育スタッフとの間に立ち、それぞれのニーズがお互いに満たされるように調整する役割を持っていると思います。 
(コーディネーター Y.N)

1 採用・面接・研修に関わる
  • コーディネーターとしての仕事を通じて、どんな地域のどんな保育スタッフが求められているかを把握し、採用担当者に伝えます。
    ベビー&キッズシッターや園への派遣のお問い合わせが多くあるけれど、対応できる保育スタッフが在籍していないため対応できない、という場合は、その地域や時間帯、サービス内容の可能なスタッフを採用する必要があります。

  • 採用担当者が選別した保育スタッフが、自社の保育スタッフとしてご家庭や園で保育サービスを提供するのにふさわしいかどうかを見極める必要があります。せっかく応募してきても、実際に保育サービスを行う人としてふさわしくないようでしたら、残念ですがお断りすることになります。
    例えば、子ども好きではない、保護者や園の先生とのコミュニケーションが取れない など。 
    コーディネーターが面接に関わることも必要なのです。

  • 実際に仕事に入る前に、会社としての理念、基本的な保育知識や技術、服務規律などの自社研修を行う必要があります。研修にもコーディネーターが実際に関わる必要があります。研修を受講している様子を見ていると、それぞれの保育スタッフが人とどのように関わるのか? などを知ることもできるのです。
    例えば、他の人の意見を聞こうとしないで自分の主張だけをする、自分の思いをうまく人に伝えられない、など。

  • 仕事を続けながら、保育スタッフが資質をさらに高め、より良いサービスを提供することが必要です。そのために、コーディネーターがフォローアップ研修、派遣研修などにコーディネーターが講師として関わります。
    遊びの研修、をすると保育スタッフの顔が明るくなり、私自身も前向きな気持ちになれます。

2 お客様のご要望に沿った保育スタッフを手配する


① まず、ご希望の日時に対応でき、通勤可能な保育スタッフを会社独自のシステムから検索します。
  たとえば、ベビー&キッズシッターの産前産後、病児などの場合は専門に関わる研修を受講済みであること、
  乳児、学童などについては、その年齢に沿った対応が可能であること、などです。
  東京都ベビーシッター支援事業の場合は必要な研修を受講済みであるか? ということも大切な要素です。

  何度もご利用のお客様ですと、「○○さんか△△さんでお願いできますか?」と言うご指名があることもあります。

② お客様のご依頼がたくさん重なった日などは、伺える保育スタッフの数が少なく苦戦します。
  10名以上打診しても、決まらないこともあります。
  こんな時「どうしてもお困りのお客様なので、今回に限って夜間のお仕事をしていただけないでしょうか?」
  「いつもより遠いのですが、今回は頑張って××線のお仕事をしてみませんか?」等と交渉することもあります。
 「やってみましょう!」
  この一言を聞いたときは、まるでお客様になったような気分で
 「ありがとうございます!」
  と、つい大きな声が出たりします。

③ 詳しい情報を伝える
  お客様から基本情報としていただいた情報だけでなく、今まで訪問した派遣スタッフやベビー&キッズシッターからの情報の  
  中から、大切なものを伝えます。
  保育スタッフにとっても、どんな保護者(園)でどんなお子様なのかが具体的に分かるので、心の準備もできて働きやすい 
  し、依頼するお客様にとっても何度も同じことを伝えなくてよい、というメリットがあります。

   

3 保育スタッフと保護者や園の調整役

個人宅で一人で仕事をするベビー&キッズシッター、派遣先の園で園の方針に従いながら保育補助を行う派遣スタッフ、いずれも「自分はこのように仕事を続けていてよいのだろうか?」「人間関係で悩みがある」「保護者から相談を受けたがどう答えたらよいだろうか?」など、一人では判断できない問題をもつことがあります。
保育スタッフ自身の健康の問題、家族の問題を抱えて悩んでいることもあります。
コーディネーターは、このような保育スタッフの声に耳を傾け、保育スタッフ自身が自信をもって答えを見出せるようにサポートします。

コーディネーターは、働く保育スタッフと保護者や園の間に立ち、それぞれのニーズが互いに満たされるように調整する大切な役割を担っているのです。
さらに、会社の顔として、保育スタッフにもお客様にも信頼されることが必要です。

私は、これらの多岐にわたる仕事を担うコーディネーターとして、自分自身の心身の健康にも気を付けながら、日々の業務に向かい合っていきたいと思っています。
(コーディネーター Y.N)

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