ベビーシッターを利用するうえでの不安とその解消 【公益社団法人全国保育サービス協会 調査結果より】

07-04-2023

ベビーシッターを利用する場合、だれでも多かれ少なかれ不安を感じるのではないでしょうか?
今回はベビーシッターを初めて利用するとき、利用者はどんな不安を感じるのか? 実際に利用してみてその不安は解消されたのか?
公益社団法人全国保育サービス協会が令和4年11月~12月に行った利用者調査結果からその実態を調べてみました。

ベビーシッターを利用する前は82.3%が不安を感じていた

「初めてベビーシッターを利用する前に、利用に対して不安がありましたか?」
という問いに対して、「かなりあった」「少しあった」を合わせると82.3%の利用者に不安があったということです。
「どのようなことに対して不安がありましたか?」 
という問いに対しては、
「どのような保育者が来てくれるのか」と答えた割合は全体の91.4%に上りました。
続いて「子どもが保育者に慣れるかどうか」が57.8%
「家族が不在時に自宅で保育が行われること」が55.2%
「安全に配慮した保育が行われるかどうか」が51.7%でした。

さらに「どのような保育が行われているか見ることができないこと」が43.1%
「子どもが保護者と離れて過ごせるかどうか」が30.2%でした。

一方「複数ではなく、一人の保育者により保育が行われること」は16.4%に過ぎませんでした。
(すべて複数回答可能)

※利用者の不安としては「どんな保育者が来てくれるのか?」が群を抜いて高かったことが特筆できます。次に、「子どもが保育者に慣れるかどうか?」について利用者の半数以上が不安に感じていることがわかりました。
また、家族の不在時に自宅に保育者が入ること、安全に配慮した保育が行われているか、どのような保育が行われているか見ることができないことへの不安があげられました。
保育者の71.9%が見守りカメラの設置してあるご家庭での保育を経験しています。このこととこれらの不安との関連性がうかがえます。

利用した後、利用者の88%は不安が解消されたと答えている

「実際に利用してみて、不安は解消されましたか?」
と言う問いに対しては「すぐに解消された」が45.4% 「徐々に解消された」が42.6%でした。

※不安の内容の91.4%が「どんな保育者が来てくれるのか」であったことから、実際に保育者と接してみて、不安が解消されたことがわかります。

子どもが喜んで、楽しそうにしていることが、不安の解消につながっている


不安が解消された要因は
「子どもが喜んでいる、楽しそうにしている」が66.1%で1位
「保育者が一生懸命保育している様子が伝わった」61.3%
「保育者が経験豊富である」「保育後の報告」が56.5%
「子どもがいやがっていない」が54.0%
「保育者との信頼関係が築かれた」41.9% 

少し比率が低くなっていますが
「保育者の対応に専門性を感じる」38.7%
「事業者が信頼できる」27.4%
「相談ごとに対する適切な対応」22.6%
があげられました。

※利用者の不安が解消された要因の一位は子どもが喜んで、楽しそうにしている様子であることが、印象的でした。
子どもとの相性や一生懸命保育している様子が、不安の解消要因として高い割合で選ばれたことから、「保育マインド」豊かな保育者による温かい保育の様子に利用者が安心感を抱くことがアンケート結果から読み取れます。
この調査結果から、利用者に安心して利用していただくためには、安全性、専門性を確保したうえで、お子さまの笑顔につながる保育者の養成をしていくことが必要であると改めて確信しました。(広報担当 Y.N)

(出典:令和4年度実態調査報告書 BABY SITTER NOW 2023 公益法人 全国保育サービス協会)

次回は、利用者の事業者は保育者を選択する基準についての調査結果をお伝えしたいと思います。

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