海の生き物が主役の絵本 【ベビー&キッズシッターの読み聞かせ】 

07-09-2022

子どもたちは水が好き。水が限りなくたくさんあるところはなんといっても海。
海の中には、たくさんの生き物がいますが、実際に行って触ることができないから、よけい夢や想像がかき立てられます。
今回は私の好きな「海の生き物が主役の絵本」をご紹介します。
(ベビー&キッズシッター Y.N)

ぷかぷか


作・絵 石井 聖岳
出版社 ゴブリン書房


ともかく、ゆる~い感じに惹かれてこの絵本を手に取りました。
広く広く広がる空と海と青い色の中に、ぷかぷか浮いているゆる~い顔の赤いタコ一匹。
波にゆられながら「空を飛びたいなあ」と思うタコ。
「もし空を飛べたら、どうやって飛ぼう?」 
タコの想像の世界が面白い! 果たしてタコは空を飛べたのでしょうか?

穏やかな波にぷかぷか揺られていると、癒されますね。
お子さまを膝にのせてゆらゆらしながらこの絵本を見ていると、波に揺られているような癒された気分になれます。
暑くて、ストレスの多い日々。ホッとしたいとき、お子さまと一緒にタコの世界を楽しんでみたらいかがでしょうか?

にじいろのさかな


作・絵 マーカス・フィスター
訳   谷川俊太郎
出版社 講談社

なんてきれいな絵本!! 思わず手に取ってしまう絵本です。
世界一きれいなウロコを持っている「にじいろのさかな」が主人公。

誰でもにじいろのさかながすきになりそうなのに、実は、仲間はずれにあっているのです。
「おねがいだから,きみの その きらきらうろこを 1まい おくれよ。 —— きみには そんなに たくさん あるんだもの。」
という小さい魚のお願いに
「とっととあっちへいけ!」と一喝したからです。
ひとりぼっちになって悩んだにじいろのさかなが、はるばる訪ねたタコのおばあさんはこう言います。
「きらきらうろこを1まいずつ、ほかのさかなにくれてやるのじゃ。それでおまえはいちばんきれいなさかなではなくなるが、どうすればしあわせになれるかわかるだろう。」と。
本当の幸せ って?? 大人になってこの本を読むと考え込んでしまいます。
この本を読み聞かせた4歳の男の子は
「ぼくも、うろこをみ~んなお友達にわけてあげるよ! いじわるするときらわれるんだね。」と言っていましたが・・・。

スイミー


作・絵 レオ レオ二
訳   谷川俊太郎
出版社 好学社

こちらは兄弟の中で一匹だけまっ黒なちいさな魚「スイミー」が主人公。
大きな魚に兄弟みんなが飲み込まれ、ひとりぼっちで海を旅するスイミーを外の世界が希望の光のように導いてくれます。
抒情的なレオ レオ二の絵と物語が一体になって、スイミーの世界に連れて行ってくれる絵本。
読むたびに何かに気づかせてくれるので、私は何度も読み返して、楽しんでいます。
教科書にも出てくる「スイミー」
小学2年生の女の子と一緒に絵本を読んだところ、
「絵本の方がスイミ―の気持ちがよく分かる!!」と喜んでくれました。

☆3冊の本の共通点は、あれほど種類も数も多い生物がいる海なのに、絵本の主人公はみんな独りぼっちだということ。
お子さまはそんな独りぼっちの主人公になりきるのかもしれません。
お子さまの年齢によってどんな反応があるのかも楽しみですね。
(ベビー&キッズシッター Y.N)

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