2011年3月11日、東日本大震災の日の貴重な保育記録です。たくさんのベビー&キッズシッターが、突然襲ってきた災害の中で、お子さまをかすり傷一つない状況で守りきりました。その様子を2回に分けてお届けします。
避難先の区役所でママと合流
Yちゃん(1歳)
2011年3月11日
図書館で楽しく絵本を見ていたら地震です。ダッコで揺れが収まるのを待ちました。Yちゃん、ちょっとだけ泣きましたが、「大丈夫 大丈夫」とさすっているとおりこうにしていてくれました。
避難先の区役所で待機していると、お母様と合流。抱っこでウトウトしていたYちゃんも一安心です。
しかし、その後、熱っぽくなり、嘔吐してしまいました。
(その後シッターはご両親のご好意により泊まらせていただきました。)
ベビー&キッズシッター(N.E)
★地震などの非常時には「だいじょうぶ、だいじょうぶ」としっかり抱きしめてスキンシップを取ることが大切です。
図書館から、避難先として指定された区役所へ移動。お母さまと合流できてよかったですね。
おりこうにしていたYちゃん、本当はとても怖かったのかもしれません。熱、嘔吐の症状がYちゃんの気持ちを表しています。
Yちゃんにはこの日の記憶はないと思いますが、今はもう12歳になっているのですね。
ベビー&キッズシッターは、地震などの非常時には指示に沿って、あるいは自分で判断して、最も安全な場所に避難しなければなりません。
この日は交通機関が混乱して自宅に帰れず、保護者宅に泊まらせていただいたベビー&キッズシッターも何人かいました。
(広報担当 Y.N)
テーブルの下で抱き合って
Nくん(5歳)
2011年3月11日
ご挨拶。到着してすぐ、地震があり、大きく揺れました。
Nくんはテーブルの下に避難しました。ガタガタと大きな音でNくんはとても怖がって、しがみつき抱き合っていました。
食器棚とテレビを倒れないように押さえて、Nくんをテーブルの下でトントンなだめながら、どれくらい時間が過ぎたのでしょうか。やっと静かになりました。・・・
電車も止まり、ママも遅くなりそうです。
(ベビー&キッズシッター E.Y)
★テーブルの下でしがみついてくるNくんをしっかりと抱きしめ、地震の大きな揺れから守ろうとしたベビー&キッズシッターのE.Yさん。それは長い長い時間だったのでしょう。
ベビー&キッズシッターは、保護者にお子さまを引渡すまで、責任をもって保育しなければなりません。たとえママやパパの帰宅が翌日になっても。(広報担当 Y.N)
まだやりたいことたくさんあるよ
Dくん(7歳)
2011年3月11日
学童保育のお迎えに行くと、お部屋の真ん中に避難していました。心配そうなお顔をしていましたが、無事で安心しました。
「死んじゃったらどうしよう・・・ まだやりたいこと、たくさんあるよ。」とDくん。
その言い方がどこかのんびりしているようで、地震の恐怖が少しやわらいだ気になりました。
(ベビー&キッズシッター M.N)
★Dくん、「死ぬ」とやりたいことができなくなる・・・と理解していたのでしょう。
地震の恐怖の中、やっと学童保育の場所にたどりついたベビー&キッズシッターのM.Nさん。Dくんの声を聞いて、安心したのかもしれませんね。(広報担当 Y.N)
(写真と内容は関係ありません。)
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