ひらがなを覚える そして足し算も【スペシャルニーズサポートを必要とするお子さまとの10年の歩みから】 

12-14-2021

小学生のAくん、ひらがなの勉強を始めます。興味のあることなら、進んでしようとするAくん。
でも、算数の宿題をしようとすると「イヤだー!」。果たして宿題はできたのでしょうか?
(広報担当 Y.N)

ゲーム感覚で楽しく学ぶ

小学生になると、ひらがなに興味が出てきました。
絵本の中にお子さまの名前を見つけると教えてくれるようになりました。絵本の文字を一文字ずつ指さしてあげながら読むと、まねして読めるようになりました。
タッチパネルでひらがなクイズに正解するとメダルを獲得できます。ゲーム感覚でお勉強ができるので、お子さまは夢中になっていました。
「Aくん、正解!」
「メダルもらえていいな。」
「Aくんが正解するとうれしくなっちゃう。」
と喜ぶ私の隣で、お子さまは満面の笑顔を浮かべました。
文字の形を記憶して、音声で認識していきます。
カタカナも同じように学びました。楽しみながら学習能力を高めていけたらよいと思いました。(ベビー&キッズシッター N.F)

★文字に興味を持ち始めたAくん。絵本とタッチパネルでゲーム感覚の勉強は楽しく進んでいったようですね。
「教え込もう」とするのではなく、子どもの「学びたい」という気持ちを尊重すること、保育マインドに溢れた学習の効果が表れたようですね。(広報担当 Y.N)

宿題は「イヤだー!」

ランドセルの中に宿題のプリントを見つけました。
お子さまに「宿題しようよ。」と、話してみると、お子さまは
「イヤだー!」と即答して見向きもしません。宿題をしたくないと思う気持ちはよくわかります。どのようにしたら宿題をしてくれるのか? わたしの課題でもあります。
「Aくんは学校で算数のお勉強をしているのね。」とテーブルにプリントを置いてしばらくながめました。
「Aくんならできそうよ。きっとできる! がんばってみようよ。」と再び話しました。
「イヤだー!」と言うお子さまに、
「宿題が終わったら好きなこと何でもしていいよ。」と、話しました。
お子さまは頭を手で押さえ「うー。」とうなりました。
これ以上話すことは良くないと判断し、今日はあきらめることにしました。お子さまがやる気を出したときにできれば良いと思いました。(ベビー&キッズシッター N.F)

★頭を抱えて「うー」となってしまったお子さま。そこで無理強いをしないで様子を見ることにしたN.Fさん。ところが・・・・思いがけない展開があったのです。(広報担当 Y.N)

驚きのスイッチオン

そんなことを思っていた私のところにお子さまが来ると
「宿題する。」と言ってきたのです。
驚きの一言でした。
やる気スイッチがオンになったお子さまの底力がじわじわとわいてきました。
プリントに目を向け、一気に集中力が高まりました。たし算の答えを書いている姿に感動を覚えました。

消しゴムで消すこと

答えの数字は走り書きで見えにくいところもありました。
「よくがんばったね。がんばってくれてありがとう。」と、心を込めて伝えました。
「ところで・・・この数字は何かな?」と聞くと
「4だよ。」と教えてくれました。
「わからなかったよ。もう一度書いてみてほしいな。」消しゴムを使い消す練習もさりげなくしました。
「あれ? こっちはなんて書いてあるんだろう?」と私が言うとAくんは笑います。
消しゴムで消すことも楽しくなってきたようです。きれいに書き直したお子さまを
「Aくんは算数好きみたいね。Aくんは天才!」と、ほめました。
(ベビー&キッズシッター N.F)

★「何かな?」と尋ねてお子さまが「4だよ。」と答え、「わからなかったよ。もう一度書いてみてほしいな。」という声掛けをする。
つい「字が良く読めないから書き直しなさい。」という調子になりがちなところを、お子さまの気持ちを尊重しながらうまくやる気を引き出しています。
Aくん、いつの間にか「算数が好き」という気持ちになれるかもしれませんね。(広報担当 Y.N)

宿題が終わった後

宿題を終えるとリラックスしながら遊びを満喫しました。
楽しいことが待っているから頑張ろうという気持ちが持てたのだと思います
。1桁+1桁の足し算から段階を踏んでお勉強が進んでいくまでに時間は要しますが、必ずできるようになると信じています。(ベビー&キッズシッター N.F)

★約束したことは大人も守らなければなりません。宿題をした後は好きなことを満足いくまでして遊ぶAくん。「必ずできる」と信じてあげることも大切ですね。(広報担当 Y.N)

●「スペシャルニーズサポート」とは、自閉症・ダウン症など障害のあるお子さまのサポートです。

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(写真と内容は関係ありません。)

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