ベビー&キッズシッターは、基本的にご家庭の方針を尊重しながら保育をします。時々、「絶対に子どもをしからないでください。」「決して子どもに『ダメ』という否定的な言葉を使わないでください。」という方針のご家庭もあります。
確かに、いわゆる「イヤイヤ期」に入った2歳前後のお子様は、好奇心いっぱいでなんでもやってみたくなり、しばしば大人との間で衝突を起こします。この時期は頭ごなしにダメと言うとかえって逆効果になりがち。少し余裕をもって対応することも大事です。それでも、「いけない」と教えなければならないことがあると思います。
コンビスマイルには、お子さまに伝えたい3つの約束があります。それは次の3つの「絶対にしてはいけないこと」です。
1 命に関わるようなこと
事故につながるような危険な行動をしてはいけない。
(道路に飛び出す・熱い物や危険な物を触ろうとする・火事につながるような行為をするなど。)
2 他者(動物・品物も含む)を傷つけること
他者に暴力をふるってはいけない。
(叩いたり蹴ったり噛みついたりする・物をぶつけたりするなど。)
他者の心を傷つける言葉や差別的な言葉を使ってはいけない。
動物を傷つけたり、虐待したりしてはいけない。
わざと大切な品物を壊したり書類を破ったりしてはいけない。
3 社会のルールを守らないこと
公共の場で騒いだり人に迷惑をかけたりしてはいけない。
公共の場を汚してはいけない。
(電車の中にゴミを捨てる・つばをはく・など。)
人のものを取ってはいけない。
1~2歳くらいのお子さまには、たとえばいつもより大きな声で注意したり、熱いものはやけどしない程度のものを触らせたりして「あつい!!」と教えます。
3歳を過ぎた頃からは、少しずつ「絶対にしてはならないことがあること」「社会にはルールがあること」を理由も含めて伝えるようにします。そして、お子さまのために大人が「本気」で向かい合っている気持ち、本当にお子さまに愛情を持っていることを伝えることが大切だと思います。
ある先輩ベビー&キッズシッターさんは、道路に飛び出そうとした3歳のお子さまの肩に手を置いて、目線を合わせながら、涙を浮かべながらこう言ったそうです。
「あなたが約束を守らないで、危ないことをして、大きな大きなけがをしちゃったら、パパやママはとても悲しむのよ。私もとても悲しいの。」お子さまは、すなおにうなずいたそうです。
1~2歳くらいのときから心に刻み込まれた「約束」が、子ども達が成長したときにも心の中に生き続けてくれることを心から願っています。(ベビー&キッズシッター S.T)
(写真と内容は関係ありません。)
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