トイレットトレーニングのコツ【スペシャルニーズサポートを必要とするお子さまとの10年の歩みから】 

11-05-2021

スペシャルニーズサポートを必要とするAくんの3歳から小学校に行くまでのトイレットトレーニングの様子の記録です。N.Fベビー&キッズシッターの保育マインドに溢れた保育が、トイレットトレーニングにも生かされます。お子さまの気持ちを尊重して、楽しく進めるトイレットトレーニング、どのお子さまにも当てはまるトイレットトレーニングのコツなのではないでしょうか。
(広報担当 Y.N)

トイレがお子さまにとって楽しい空間に

トイレットトレーニングは3歳から始めました。
便座に座ることに慣れてきたところで、次のステップに進めていきました。
保育園から帰宅後、入浴前、就寝前にトイレに行く習慣をつけていきました。便座に座ってもなかなか出ません。トイレ滞在時間を徐々に長めにしていきました。
お子さまは手を伸ばし、トイレットペーパーを引っ張り出したり、洗浄ボタンを押したりといたずらが盛んになっていきました。
お子さまにとってトイレの中はすっかり楽しい空間になっていったようです。
どんな時に水を流すのか、トイレットペーパーを使うのかということが分からないので仕方がありません。
「Aくん、まだ出ていないよ。」「水は流さないよ。」
「出るかな?」と聞くと「出ない。」と答えます。
尿が出る感覚はまだないため、「それならおしまいね。」といって、終わらせました。
オムツに排尿されていないタイミングで「トイレに行ってみようよ。」と声かけをするようにもしていきました。(ベビー&キッズシッター N.F)

★まず、便座になれることから始めたのですね。
お子さまの方は、トイレットペーパーを引き出したり、水を流したりすることが楽しいようです。それを叱るのではなくて、「どんな時にトイレットペーパーを使い、水を流すのか、わからないから仕方がない」ととらえる保育マインドは、本当に素晴らしいことです。
トイレがお子さまにとって、強制される嫌な空間なのではなく、楽しい空間になるようにすること、これがトイレットトレーニングのコツの第一歩なのですね。(広報担当 Y.N)

トイレで排尿できることは、良いことなんだ!

お子さまの足取りは軽く、トイレの電気をつけてくれました。トイレットトレーニングを楽しめていることが伝わってきました。
回数を重ねていくことでできるようになると信じました。
「出るかな? まだかな?」「出たら洗浄ボタン押そうね。」などとお子さまと話しているとたまたま出たという感じですが成功しました。
「やったね、Aくん大成功!」とその場でハイタッチして褒めました。
トイレで排尿できることは良いことだとAくんにはわかったようです。
(ベビー&キッズシッター N.F)

★たまたまだったのかもしれませんが、排尿に成功した時に、ハイタッチして「大成功!」と褒める。そのことで、お子さまは、トイレで排尿できることは、良いことなんだ! と気づく。
「褒められることは良いこと」と知っているお子さまが、自分自身で排尿しようという気持ちに自然に導いていく、ということは、根気強く「待つ」という保育マインドなくしてはできないことだと思います。
つい、失敗すると「ダメじゃないの!」と叱ったりしがちなトイレットトレーニングですが、叱らずに、成功した時に褒める、ということがトイレットトレーニングのコツなのですね。
(広報担当 Y.N)

自発的にトイレに行くようになる

5歳になるとトイレに連れて行く度に成功するようになりました。
そして6歳になったとき、自発的に「トイレに行く!」と教えてくれるようになり感覚がつかめてきました。排便はトイレではまだ難しく、その後もトイレットトレーニングは続きました。
小学1年生になるAくんが、ランドセルを背負う姿を初めて見た時は思わず涙が出てくるほど感動しました。
生後3か月だったお子さまが、わずか数年のうちに立派に成長されました。「Aくん、ランドセルかっこいいね。」という私の言葉にAくんは微笑んでくれました。
(ベビー&キッズシッター N.F)

★トイレットトレーニングはまだ続きます。

1年生になったAくんはどのように成長していったのでしょう? 
そしてトイレットトレーニングの行方は?
次回のブログを楽しみにご覧ください。(広報担当 Y.N)

●「スペシャルニーズサポート」とは、自閉症・ダウン症など障害のあるお子さまのサポートです。

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(写真と内容は関係ありません。)

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