お子さまが歌い始めた日 ~「スペシャルニーズサポートを必要とするお子さまとの10年の歩み」から~

07-09-2021

4歳になり、Aちゃんに大きな変化があらわれます。ここにたどり着くまで、ベビー&キッズシッターとAちゃんとの温かい信頼関係が4年間にわたって積み重ねられてきました。ベビー&キッズシッターが「Aちゃん」を個性豊かな人格として尊重し、豊かな保育マインドをもって接してきた結果だと思います。
どんな感動的な出来事があったのでしょうか?


今日のお迎えはだれなの?

お子さまは4歳になりました。
保育園のお迎えに行くと
「大好きなシッターさんがお迎えに来たよ。」と言われたお子さまが私をじっと見ました。
「Aちゃーん!」と呼ぶとお子さまは突然お部屋で走り回り、大はしゃぎになりました。
体全体で喜びを表現する様子に先生も驚くほどでした。

「今日のお迎えはだれなの?」と、先生が聞くと、
「Fさん・・・」と、私の名前を答えてくれたのです。
質問を理解して答えられるようになったお子さまの成長を実感した感動的な一瞬でした。(N.F)

★Aちゃんは質問に答えることが得意ではありません。質問をするとオウム返しに答えが返ってきます。「いくつ?」と質問すると「いくつ」と答えるように。
でも4歳になったある日「今日のお迎えはだれなの?」という先生の質問の意味をしっかりと理解して、ベビー&キッズシッターFさんの名前を答えることができたのです。
いくら教え込んでも子どもは興味がないと覚えません。大好きなFさんがお迎えに来てくれた! という「感動」があったからこそ心の底から出た言葉だと思います。(Y.N)


帰り道に小芝居をしてみたら?

帰り道に私が
「疲れて歩けなくなっちゃった。」
と歩みを止めて小芝居をしてみました。
私の行動を見てお子さまがどんな反応をするか、ちょっと試してみたかったからです。
すると、お子さまの小さな手が伸びてきて、すぐに私の手を引っ張って歩き出したのです。
「Aちゃん 力持ちね。ありがとう!」
お子さまは私がいつも手をつないで歩いていることをまねしていました。
その中に、お子さまの優しさとたくましさも感じられたのです。(N.F)

★しっかりとつながれた手と手。そこにベビー&キッズシッターFさんとAちゃんの間に培われてきた温かいぬくもりと愛を感じます。
人に関心を持つことの少ないAちゃんですが、いつも手をつないでくれるFさんを何とかして守りたいという強い気持ちがわいたのでしょう。(Y.N)

突然、歌い始めたAちゃん

突然、お歌を歌い始めたAちゃん。
初めははっきり聞き取れず「何だろう?」と思っていました。
途中で「アンパンマンの歌を歌っているのね。」と理解できました。
いつも私が歌っていた歌を覚えていてくれてAちゃんと一緒に歌える日が来るなんて、夢のようでした。
お子さまは、自信満々、楽しく歌う姿を見せてくれました。それに合わせる私の歌声は喜びに震えていたような気がします。(N.F)

★「歌う」ことは本当にうれしい気持ちの表れ。
Aちゃんの心の中にベビー&キッズシッターのFさんが繰り返し歌った歌の種がまかれていて少しずつ育ち、ある日突然はじけるように花開いて、歌い始めたのかもしれません。
夢のようなひととき。Aちゃんもそしてベビー&キッズシッターのFさんも心から楽しかったことでしょう。
(Y.N)

(写真と内容は関係ありません。)

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