子育てに悩んだときは、育児日記や記録を書いてみませんか? 写真や動画を撮ってみませんか?
日記や記録を書くことで、イライラしている気持ちを少し和らげることができます。
レンズ越しに見た子どもの姿はむしろ愛らしく見えたりするのです。
NHKで育児相談の番組を担当していた小児科医、巷野悟郎先生は、
「子育ての悩みを日記に書いておこう! 写真をとって ビデオに残して」と、
赤ちゃんが書かせてくれた―小児科医からママへの手紙―の本の中で若いママに呼び掛けています。
それが赤ちゃんが新米ママになったときの、世界にたった一つだけの「育児書」となるように、という願いを込めて。
育児書
指しゃぶりをしたり
乳をのまない
母乳がやめられない
そして夜泣きで困ったことも
歯をみがかせなかったことも
パンツにうんこをした
言葉が遅かった
言うことを聞かなかった
夜中に熱を出して心配したことも
・・・・・・
みんな日記に書いておこう
写真をとって
ビデオに残して
いつかその赤ちゃんが
お母さんになったときの
新米ママの
「わたしの育児書」となるように
赤ちゃんが書かせてくれた―小児科医からママへの手紙― から
世界にたった一つだけの「育児書」があるとしたら素晴らしいと思いませんか?
私の育児日記
私には3冊のぼろぼろに汚れた赤い表紙の育児日記があります。
3人の娘が生まれてから3歳のお誕生日を迎えるまで、ほぼ毎日書いたものです。
育児日記には「授乳、おむつ交換、睡眠の記録。熱を出して心配だった時のこと。けがをさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだった時のこと。一緒にお出かけしたこと。初めて話した言葉。初めて歩いた時。1歳 2歳 3歳のお誕生日の様子。」などが下手なイラストとともにぎっしり書かれています。時々空白のままのページもあります。
それぞれの子どものそれぞれの育児日記です。
日記を書くとき、困った! 悩んでいる! という気持ちが少し和らぎました。この記録をこの赤ちゃんが大きくなって見るのだろうな と思ったとき、自然にネガティブなことばは避けるようになったのです。
完璧な記録でなくてよいのです。
子育てに悩んだときは、育児日記や記録を書いてみませんか? 写真や動画を撮ってみませんか?
(Y.N)