小児科医、元全国ベビーシッター協会(現在 全国保育サービス協会)会長の巷野悟郎先生の著書 赤ちゃんが書かせてくれた「小児科医からママへの手紙」から、パパやママの心に響くメッセージをお届けしていきます。
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朝の光
朝の光の中で
赤ちゃんは目を輝かして
自分を確かめているよう
古代原始人も
夜の暗闇から解放されたとき
太陽の光に
安堵と自信をもらって
今日が始まったにちがない
朝の光は
今日のすべての始まり
明日も
そしてずっと続く人生の
時を刻む力
朝の光は
赤ちゃんの心とからだを
目覚めさせる起爆剤
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育っている
お腹の赤ちゃんは
子宮という宇宙の中で
すくすく育っていきます
妊婦さん自身も
お腹の赤ちゃんは
「自然に育っている」
という感じ
お腹の赤ちゃんを
「育てている」のではなく
「育っている」赤ちゃんのために
妊婦さんは自分を大切にします
自分を大切にするから
赤ちゃんはすくすく育ちます
「育てよう」とすると
無理な胎教につながります
赤ちゃんも同じ
育っていきます
「子どもを育てる」のではなくて「子どもは育つんだよ。」というのが巷野先生の口癖でした。
「妊婦さんが自分を大切にするから、赤ちゃんはすくすく育つ」
妊婦さんを、パパ ママに置き換えても同じことが言えると思います。(Y.N)
出典 赤ちゃんが書かせてくれたー小児科医からママへの手紙―
著者 巷野悟郎 出版社 赤ちゃんとママ社 2001年