コーディネーターになったきっかけ
結婚後は専業主婦として子育てや夫のサポートを続けていた私は、末の子どもが中学に入ったのをきっかけに、また社会に出て働いてみたいと思いました。
そこで見つけたのが、保育サービス会社のコーディネーターの仕事でした。
夫が忙しいため、ワンオペ育児に近い状況で子育てを行った経験から、子育て支援の必要性を強く感じていたこともあり、応募をしました。
あれから5年
あっという間に5年と言う歳月が流れました。入社したころは、お客様やベビー&キッズシッターとの対応は、電話が中心でした。先輩コーディネーターは電話の応対、言葉遣いなど、細やかに指導してくれました。
そんな中でベビー&キッズシッターから仕事の悩みなどの相談を受けることが増えてきて、自分が信頼されていることを実感し、「私はコーディネーターに向いているかも」と思ったりするようになりました。
大切にしていること
コーディネーターは、お客様のご要望を的確に把握し、それに沿った仕事のできるベビー&キッズシッターを検索し、打診し、仕事が可能であるという返事をもらえれば、正確な情報を迅速に伝える必要があります。
現在、情報の収集とベビー&キッズシッターへの伝達は、個人情報の漏洩を防ぐために、独自のシステムを利用して行っています。このことで、セキュリティを確保した中で正確に情報が伝えられます。
お客様に、自分の子どもが喜ぶ相性の良いベビー&キッズシッターを頼みたい、という気持ちがあるのは当然です。お客様からご希望のベビー&キッズシッターの指名がある場合はできる限りご要望に添えるように努めます。
急なご依頼
「急で申し訳ないのですが、今日〇時からお願いできますか?」というような急なご依頼があった時は、何とかお応えしたいと思い、稼働可能なベビー&キッズシッター複数名に電話をしたりメールを送ったりします。誰にも連絡が付かない時は、お待ちになっているお客様の切実な顔が目に浮かびます。やっと1名の方から「できますよ!」と返事が来たときは、「今日の天使かもしれない!」と嬉しくなります。
どうしてもお応えできそうもないことがあります。そんな場合、ご利用時間ギリギリにお断りしてはかえってご迷惑をおかけすることになります。早めに手配できるかできないかをお伝えすることも大切だと思っています。
クレームのあった時
残念ながら、クレームをいただくこともあります。クレームは会社やベビー&キッズシッターの資質の向上のための大きな課題につながります。
お客様がどんな点にご不満を感じられたのかを、ひたすら耳を傾けて伺います。お話を伺った後は必ず伝えていただいたことに心から感謝の気持ちをお伝えし、会社としても問題に対して真摯に対応することをお約束します。
上司への報告、該当ベビー&キッズシッターへのヒアリングと教育、全ベビー&キッズシッターの教育や再発防止策の検討などもコーディネーターの大切な仕事です。
気づき
コーディネーターの仕事を5年続けてきて、私自身大きく成長したと感じていることがあります。
お客様もベビー&キッズシッターもそれぞれの価値観や育児観があります。私自身の価値観や育児観も持っていました。しかし、保育サービス業を行う側としては、お客様の価値観、育児観を尊重することが大切です。そのためにお客様の気持ちに寄り添うように心がけました。もし、ベビー&キッズシッターが異なった価値観や育児観を持っていても、その仕事においてはお客様の価値観や育児観を尊重するように伝えてきました。そのことで私自身の価値観や育児観も大きく広がったような気がします。
この仕事には必ず保育を必要とするお子様がいます。お客様の価値観や育児観がお子様の最善の利益と反していた場合は、お客様に気づいていただかなければなりません。
お子様一人一人の最善の利益を目指し、お客様と共に、コーディネーターとベビー&キッズシッターが、真剣に、ご契約いただいた時間内にどのようにお子様と向かい合ったらよいのか、を考えていくことこそ大切なのではないかと思っています。
※この記事は特定のコーディネーターの思いではなく、何名かのコーディネーターの思いをまとめた内容になっています。
(広報担当:Y.N)
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