私が仕事をするうえで一番大切にしていることは「子どもの言葉を聴く」ということです。
保育記録には、必ずお子様の言葉を書くように心がけています。そのためには、保育中にお子様の話す言葉に耳を傾ける必要があります。そして、そのことでお子様の心の声を聴くこともできるのです。
これは、2歳男児のある日の保育の記録です。
「ここ暖かい」「ここ寒い」
「ねえ~ お散歩行こうよ~。」
Sくんが私の腕を引っ張りながらおねだりをします。
「わかった! Sくんのリクエストにこたえて、これからお散歩に行きましょう。」
Sくんに1枚コートを着せると、池のある公園に行くことにしました。
自宅から、住宅地の中の道を歩いていきます。
風がまだ冷たいので、できるだけ日の当たっているところを歩くようにしました。
日の当たっているところを歩くと
「ここ暖かい」
日陰に入ると
「ここ寒い」
都度可愛くリアクションしてくれます。
「あッ エー ビー シー!」
看板にアルファベットを見つけると、うれしそうに立ち止まって見上げました。
近くの公園は、自然がいっぱい。
池のコイをしばらく眺めました。
手をたたくと集まってくるかな?」
Sくん、小さな手をたたくと、コイが集まってきました。
「何も食べ物はないんです。バイバイ コイさん!」
コイにさよならして、帰宅。
「お客様、お水をたくさん飲みますね~」
おままごとセットでお店を開きました。
「お客様、お水をたくさん飲みますね~。」
と、お店の人になりきってセリフを言っていました。
そこで、私が「Sシェフ、今日は何のお料理を作ってくれますか?」
と聞くと
「うふふ Sシェフ・・・」
と、Sシェフという名前がとっても気に入ったようでした。
オレンジのボールを「みかん」と言って、おはしで一生懸命つかもうと頑張るSシェフ!
なんともかわいかったです。
(ベビー&キッズシッター A.U)
※お子様の言葉を記録できる ということは、お子様の言葉に耳を傾けて聴いているからできることです。
「言葉を聴く」保育者がいるから、お子様は生き生きと遊びを展開していくことができるのですね。
(広報担当:Y.N)
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