もうすぐ梅雨。「雨」の日の読み聞かせにおススメの本です。

05-18-2021

もうすぐ梅雨。「雨」の季節になります。外遊びができない雨の日こそ、お家の中でゆっくりと読み聞かせの時間を持ちたいですね。
今回は「雨」の日の読み聞かせにおススメの少しユニークな絵本をご紹介します。


「あめ ぽぽぽ」

作:ひがしなおこ
絵:きうちたつろう
出版社:くもん出版
読んであげるなら 0歳から

歌人、東直子と幅広く世界的に活躍中のイラストレーター木内達朗のコラボレーションによる言葉も絵も美しい魅力的な絵本です。

ぴとぴとぽとん。あ、あめふってきた、ぴとぴとぴとぴと。
レインコートを着て、長靴を履いて、傘をさして、ママと一緒に雨の中をおでかけしてみると・・・。
ぽぽぽ、さあさあ、ぴとぴと、じゃくじゃく、きらきら…など、雨粒達が着地する場所によって雨音も七変化。雨粒が色々なことばで語りかけてきます。
美しい虹色の雨、断片的な記憶のようなシーン、濡れた道路に写る影、雨上がりのすーっとした晴れ間など、魅力的な挿絵です。よく見ると表紙のタイトルの「ぽ」にも雨粒をあしらっていたり、雨粒に顔が書いてあったり・・・。
雨音に耳を傾けながら、いつの間にか絵本の世界にすっかり溶け込んでしまうかもしれません。


「雨、あめ」

作・絵:ピーター・スピア
出版社:評論社
読んであげるなら 2歳から

雨が降ってきました。レインコートを着て長靴をはいて傘をさして雨のふる庭へ飛び出していきます。水たまりで遊んだり、クモの巣に光る雨のしずくや水たまりに広がる波紋を見たり・・・。
雨の日の光景はいつもと違う喜びにあふれています。雨の日の美しさが生き生きと描かれた「言葉のない絵本」。
お子様と一緒に絵本を見ながらお話をしてみましょう。お子様の目が思いがけないページにくぎ付けになるかもしれません。


「雨の日の地下トンネル」

作:鎌田歩
出版社:アリス館
読んであげるなら 5歳から

雨が降ったとき、地面の下はどうなっているのでしょう? 
土の上に降った雨は地面にしみこまれていきますが、道路にたまった雨はどこへ行くのでしょうか?
迫力ある絵で、街を洪水から守る仕組みが紹介されています。「地下トンネル」って何? 実は誰も見ていない場所で洪水を守るために働く人たちがいるのです。
科学的な目や、社会の仕組みへの興味を養うことのできる絵本です。
お子様の大好きな大迫力の観音ページもあります!

(Y.N)

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