子どもがおもちゃを片づけない
こんな悩みを持ったことのある方、いらっしゃいますよね。
我が家は、6歳、4歳の兄妹が楽しそうに遊んだ後は、足の踏み場もないくらい。その度にこんな意味のない質問をしても、答えようがないし、効き目はありませんよね。
「どうして片づけられないの?」「何度言ったら片づけられるようになるの?」
(保護者 Y.N)
おもちゃを捨てちゃうよ
一度はカンカンに怒って
「おもちゃを捨てちゃうよ!」と言っても「いいよ」と、けろっとした顔。
頭にきた私は、大きなポリ袋に、散らかっているおもちゃをがしゃがしゃ放り込んで、外に出ました。・・・さて、どこに隠そうかな? 物置にポリ袋を入れると、怖い顔をして家に帰りました。
でも、平気な顔をしている二人。
実は二階の窓から私の動きをしっかり観察していたらしい。
夫曰く。「本当に捨てないとわかっているから、効き目がないんだよ。本当に捨ててしまわなければ。」
いやいや、それはできない・・・。
上の子ども一人の時は
上の子どもの時はお片づけを厳しくしつけました。おもちゃ箱におもちゃの写真を貼って、例えば「ミニカーはここ」「積み木はここ」と決めて、遊び終わったら必ずそこにしまうように手伝いながらしまいました。
しかしすんなりいっていたのは4歳まで。下の子どもが生まれ、おもちゃは際限なく増えて、もはや分類ができないほど。家事と赤ちゃんの世話に追われているうちに、片付けの習慣は消滅してしまいました。
ベビーシッターさんを依頼
ある日ベビーシッターさんを頼みました。
「 うちの子どもたち、お片付けが苦手で本当に困っているんです。よろしくお願いします。」要望に、こんな一言を加えました。「はい。お任せください。安心してお出かけください。」
と、子育て経験豊かなベビーシッターさんの頼もしい返事。
久々、自分自身の時間を満喫して帰宅。
さて、子どもたちはどうしているだろう?
驚きの光景が
夕食も入浴も済ませた子どもたちが、シッターさんの読み聞かせに聞き入っていたのです。
もちろんカーペットの上にはおもちゃは一つも転がっておらず・・・。
ベビーシッターさんに聞いたお片付けのコツ
家事も忙しいお母様には難しいことですが、私たちの仕事はお子様と向き合って遊びます。
お兄ちゃまのAくんと妹さんのBちゃんは、興味や遊びも違います。初めて会ったお子様がどんな遊びが好きか? すぐには分かりません。そこでいつもと違った遊びを提案してみます。
今日は、普段使っていない様子の文字カードを出してみました。全部はそろっていませんが大丈夫です。これを使って「果物を集めてみよう」とか「動物を集めてみよう」と声をかけてみました。
そのうち、Aくんはひらがなを並べて言葉を作り、Bちゃんは「好きなカード」を選んで並べてお話を作ったりして遊んでいました。
飽きてきたようなので、Aくんに「ひらがなを入れて行こう!」、Bちゃんには、「ここにすいかを入れてみよう!」 「どっちが早いかな?」というように、ゲームのように遊びながら片づけました。
「レゴだ」「レゴじゃない」
「Aくんは、何で遊ぶのが好きなの?」ときくと、「レゴ」と答えました。本当にたくさんの「レゴブロック」がありますね。でも箱には違うものもたくさん入っています。
「レゴじゃないもの、こちらの袋に入れて、分けてみない? その方がレゴで楽しく遊べるよ。」
というと、「そうだね。」とAくんは片づけ始めました。「これはレゴじゃない。これもレゴじゃない。」
「Bちゃんもする~」というので、Bちゃんも「レゴだ」「レゴじゃない」のゲームに加わってもらいました。
「レゴ」だけになった箱。AくんもBちゃんも、時々取り合いはしますが、ずいぶん長く遊べました。もちろん私も仲間に入れてもらいました。
こちらの箱は「レゴ」だけの箱です。
すみません。こちらの袋は、「レゴじゃない」袋なので、さらに分けていただければ・・・。
(ベビー&キッズシッター Y.K)
「お片付けの極意、というものはなかなかないのですが」、とベビーシッターさんが次のようなヒントを教えてくれました。
お片付けのヒント
1 よく遊ぶおもちゃ
2 時々遊ぶおもちゃ
3 ほとんど遊ばないおもちゃ
に分けて、3は思い切って捨てて、おもちゃの分量を減らすことも大切かもしれませんね。
その時お子様にもどうするか聞いてみるとよいと思います。
シールを貼って決まった場所にきちんと片付けようとすると、それ自体がストレスになりますから、箱をいくつか用意して、遊び終わったら、ざっくり分類して箱にしまって所定の棚にしまうようにすると、きれいに片付いた感じになりますね。
たくさんあるお子様の作品は、写真に撮って捨てることも必要かもしれません。
在宅ワーク、家事で大忙しの私。ベビーシッターさんのかかわり方やヒントを活用しながら、子どもたちの「お片付け」に目と心を向けてみようと思います。時々ベビーシッターさんを依頼して、気持ちのリフレッシュもしながら。
(保護者 Y.N)
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