今日は年に1回必須参加のフォローアップ研修の日。
今回は、特に消防署の方から応急救護講習をしていただけることがとても楽しみでした。
消防署の方からお話を聞いた
浅草消防署の救命救急担当の方たちがいらして、応急救護講習をしてくださいました。
先ず、救急車を呼んだ経験のある人の体験談を話しました。
実は私、父が家で倒れたときに、気が動転していて110番にかけてしまったのです。すぐに気づいて119番にかけ直したのですが、このような例は時折あるようです。
今回学んだこととしては、救急車から連絡が取れるように、携帯電話からかけてほしい ということでした。固定電話ですと場所を離れた場合につながらないこともあるので、ぜひお願いしたいとのことでした。
救急車と一緒に消防車が到着する例をよく見ます。救急の作業をする際に必要な人員確保などのために、火事が起きているわけでなくても、消防車が一緒に到着することがあるそうです。
また、大切なことは、一人では対応しきれないので、周りの人に大声で呼びかけることだそうです。マンションなどの場合には、コンセルジュに連絡するとよいとのことでした。
応急救護の体験
一人ひとりが人形を使って、次のような応急救護の体験をしました。
- 肩を優しくたたいて「わかりますか?」「大丈夫ですか?」と声をかける
- 反応がない場合、「だれか来てください!」「人が倒れています!」と大声で人の助けを求める。
人が来たら、「あなたは119番通報してください」「あなたはAEDを持ってきて下さい」と依頼する。 - 呼吸を確認する。
- 呼吸が確認できない場合、心臓マッサージ(胸骨圧迫)を30回行う。
卵を横にしたくらいの深さまで押すこと、手のひらの下の部分で胸の真ん中を押すこと が大切。 - 人工呼吸は、新型コロナ感染症のころから、身内の人など以外には行っていない。
- AEDが到着したら、電源を入れて指示に従って電気ショックを行う。
赤ちゃん人形を使っての二本指での心臓マッサージをする体験や、誤飲をした場合の対応についても学びました。
実際に事故に遭遇した時に自分がどのように動いたら良いのかと考えさせられ、実際に体験してみたことで、まさに訓練になりました。
普段なかなかお話しできない消防士の方々ですが、とても話しやすい雰囲気で、直接質問ができる機会を持てたことが特に良かったです。
ディスカッション
社内の研修講師からPPTを使って「子どもの不慮の事故の発生状況~大きな事故を未然に防ぐために~」についての講義がありました。
救急救命の講習のあとの講義でしたから、絶対に予防したい! という気持ちがより強かったです。転ぶ、手を擦りむくなど、一見軽く見える出来事であっても注意深く確認することの大切さを再確認しました。
続いてグループに分かれてディスカッションをしました。
テーマは身近に起こりそうな事故事例について、初期対応をどうするか? 事故が起きた理由と再発防止策、どんな大事故につながる恐れがあるか? について話し合い、発表するというものでした。
ディスカッションは、久しぶりに対面で会ったみなさんから意見がどんどん出て来て、楽しい時間でした。
フォローアップ研修を受講して気づいたこと
フォローアップ研修を受講して、小さなケガが大事故につながることにハッと気づいたり、入社した時に学んだ「ハインリッヒの法則」を思い出したり、これから大切にしていきたいことに気づいたり、私にとっては大きな刺激になりました。
日々の仕事に慣れるに従って、お子様の成長や愛らしさに気持ちが向いてしまいがちですが、プロ意識をもって未然に防ぐアンテナを張り巡らせて、安心安全な保育に取り組みたいと改めて思いました。
保育を担当するお子さまの年齢やご家庭の状況などから、起こりやすい事故を推測して事故防止策を考える必要があります。お子さまの個々の個性に応じた対策をするため、そのお子さまがどのように行動するかを考え、保育者が先回りして対策すること、保護者とも相談する必要があることなどを実践していきたいと感じました。
ヒヤリハットの事例を読んだり、事故防止ハンドブックなどで情報や知識を身につけたりしておきたいです。
今日の決意を忘れないために、私自身のフォローアップ研修を続けていくことで、大きな事故を未然に防ぐことにつなげていきたいと思いました。(ベビー&キッズシッター Y.N)
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