東日本大震災、能登半島地震・・・のような大地震が、保育園の保育中に起きたら?
安全にお子様をお預かりするために、保育園などで働く保育スタッフは、園の防災マニュアルに沿って、日頃から定期的に避難訓練を行っています。
具体的には、私たちは次のようなことに気を付けています。
室内にいる場合
1 グラッと揺れた時、先ず守らなければならないのは子どもたちの命です。
子どもたちを、大きな家具や窓から離れて、頭を守れる場所へ移動させます。
私たちは机の下に潜るように日頃から訓練をしています。
この時、子どもたちが怖がらないように、落ち着いた声で「窓から離れて!」「頭を守って!」という危険回避のための声掛けをします。
移動をしたら、ヘルメット、座布団、毛布などを頭にかぶせます。
乳児は、布団などを使って落下物から守ります。
もちろん、私たち保育スタッフもヘルメットを着用して安全を守ります。
2 全ての子どもがいるかどうかの確認をします。
一人一人の子どもの名前を呼びます。トイレの中、ひょっとしたら戸棚の中などに残っている子どもがいないかの確認も必要です。
各クラス、そして園全体で子ども全員がそろっていることを確認します。
3 避難をする準備をします。
子どもに防災頭巾をかぶらせ、上着を着せ、必ず靴を履かせておきます。
4 避難経路の確保
揺れと同時に窓・扉を開けて出入口を確保しておきます。
火を消し、ガスの元栓を閉めます。
非常用持ち出し袋を背負い、子どもを避難場所に誘導する準備をします。
「大丈夫よ、落ち着いて」「先生はここにいるからね」など、子どもが不安にならないように声をかけるように気を付けることが大切です。
園庭にいる場合
落下物、倒壊するものなどの危険のない、園庭中央の安全な場所に子どもを集合させ、 待機させます。
人員点呼・確認をします。室内にいる子どもと園庭にいる子どもの人数を合わせて全員がいるかどうかを確認することも大切です。
避難をする場合
もし大震災が起きたときは、園の指示に従って、安全に避難場所に移動することになります。
海・河川の近く、山ぎわに園がある場合は、津波やがけ崩れの恐れがあるため、迅速な判断や避難が求められます。
日頃行っていること
私たちは、常に防災対策マニュアルに従って、園庭の遊具や室内の絵本や遊具が棚から落ちないようにしたり、転倒転落防止対策を常に行ったりしています。
毎月、園児を連れて決められた避難場所まで歩いていくという避難訓練も行っています。
園児には、地震の紙芝居などを見せて日頃から防災教育を行っています。
「保育中に大震災が起きたらどうする?」・・・ この問いかけを日頃持ち続けながら、マニュアルに添ったシミュレーションを繰り返す・・・
このことで、大切な子どもたちの命を大震災から守り、保護者に無事引き渡せるように努めたいと考えています。
(保育スタッフ Y.K)
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